卵殻膜ってなに!?基本情報と卵殻膜の歴史

「卵殻膜」には、驚異の栄養素や様々な効果があるとして話題になっています。卵の内側にある薄い膜の部分を「卵殻膜」というのですが、ここでヒナが成長をしていくことを考えても、とても神秘的な力が隠されていることが分かります。

卵殻膜に関しては、東京大学の跡見順子教授と「アルマード社」で研究を進めており、数々の効果(美容や健康)があるということが解明されています。

では、卵殻膜についてもう少し詳しく基礎的な情報を見ていきましょう!

卵殻膜ってなに?

さて何かと話題の卵殻膜ですが、名前は聞いたことがあっても「そもそも何?」と思っている人は、たくさんいると思います。

まず、人間というのは女性の子宮の中で受精をしてから、細胞分裂を繰り返していき「胎児」が誕生します。そして親と同じような姿を形成してこの世に生まれてくるものです。

そして鳥類は「有精卵」で産み落とされてから、その卵の中で成長をしていきヒナとしてこの世に誕生します。

しかし卵というのは、とても硬い殻で覆われているので、外部から卵の中のヒナに栄養を与えることはできません。それでは、ヒナが誕生するまでの間はどうするのかというと、親鳥はただただ卵を温めてヒナを孵化させようとするだけです。

なぜヒナに栄養が与えられていないのに、生まれてくることができるのでしょうか?

そこで登場するのが「卵殻膜」なのです!

卵殻膜は鳥類の卵の殻の内側に存在する「薄い膜」のことです。0.07㎜という薄さなのですが、主成分がタンパク質で出来ています。

さらに18種のアミノ酸・ヒアルロン酸・コラーゲンなどが含まれています。

そう、これらの栄養素がヒナの栄養源になっているのです。さらには、外部からの微生物などからも保護してくれる働きがあるので、衛生的に清潔ではない場所で卵を産んだとしても、卵の中は雑菌が繁殖せずに良好な環境を保ち続けることができ、無事にヒナが誕生することができます。

このように、卵殻膜というのは鳥類の卵から誕生するヒナたちが、無事に成長していくために必要不可欠な存在なのです。いわば、完全なる自然の保育器と言ってもいいでしょう。

卵殻膜を人間の健康や美容に活用してきた歴史

実は卵殻膜は、とっても古くから人間に活用されてきた歴史があります!

中国の明朝時代の医師が1596年に完成させた「本草網目」という書物の中に、創傷などの治療薬という名目で卵殻膜の使用が記されています。この書物は1609年に日本にやってきて、戦国時代に傷ついた人々も卵殻膜を貼って治療をしていたということが伝えられています。

つまり、日本人も400年以上前から卵殻膜を生活の中に取り入れていたということになります。

さらに、相撲の世界でも古くから卵殻膜が活用されていました。生傷をたくさん作ってしまう力士たちは、卵殻膜を貼っておけば治りがはやいということで、民間療法の1つとして取り入れているそうです。

このように卵殻膜を人間に活用するというのは、とても古い歴史があるということが分かりました。それだけ古くから使われるということは、大いに効果が期待できるということでもあります。

卵殻膜の優れた効果を実感したいと、現代でもさらなる研究が進められており、その活用方法が様々なシーンへと展開していくことになりました。